横浜(関内)の整体・カイロ2006年からサイト告知と口コミ紹介だけで看板に頼らず営業中
SHARE:

筋・筋膜性歯痛体験談

筋・筋膜性歯痛体験談

2025年秋から2026年3月にかけて、院長自身に歯痛に関する興味深い出来事がありましたので、体験談として情報を共有します。
結論から申し上げると、虫歯や歯周病が確認されなくても、顎周辺の筋肉から生じる関連痛が歯の痛みとして感じられることがあります。今回は、銀歯を再装着した後の噛み合わせの違和感も重なっていたと考えられる一例です。

歯の痛みがある場合は、まず歯科医院を受診してください。
虫歯、歯周病、歯根の問題などを自己判断で除外することはできません。この記事は、歯科検査で明らかな原因が確認されなかった後に、顎周辺の筋肉を確認した院長自身の体験談です。

始まりは外れた銀歯から

今回のお話は昨年秋に私の左下奥歯の銀歯(詰め物)が食事中に外れた事に端を発します。そこで20年近くお世話になっている歯科医院を訪れ、外れた銀歯を再利用する形で処置をしてもらいました。

処置をしてもらい噛み合わせの最終チェックをした際に私の心の中で「外れた銀歯を再接着しただけだし少し違和感が残っているけどその内馴染むだろう・・」と、いつもなら噛み合わせには比較的拘る方なのですが、なぜかこの時は曖昧な判断でOKとしてしまいました。

虫歯ではなかった

それから2~3ヶ月が経過し、12月に入った直後に秋に処置をしてもらった左下奥歯付近に痛みが出始めたので「今度は虫歯かな?」と思い歯科医院を予約しました。ところが診療日を迎える前から痛みは次第に左上の奥歯にも感じられる様になり、更に左顎関節からは開口時にクリック音が時折発生する様になりました。「これも左下奥歯の痛みの影響かな~」などと考えている内に受診日を迎えました。先生に確認をしてもらうと「特に虫歯や歯周病は見当たらないんだけど、強いて言うならこれかな・・」と言う箇所を処置してもらい、一旦様子を見る事に。

それでも続く歯痛と新たな対策

しかしその後も左奥歯の歯痛や顎関節のクリック音が続きます。「虫歯や歯周病が見当たらないのであれば、顎周辺の筋肉の問題から生じる関連痛の可能性が有るかもしれない」と今度は咀嚼筋(ご飯などを噛む際に働く複数の筋肉の総称)と顎二腹筋(開口や嚥下の際に働く筋肉)を中心に筋肉の状態や圧痛の有無を確認してみました。

すると複数の筋肉に、押すと痛みが生じたり、離れた部位に普段気になっている痛み(関連痛)が再現されたりする、いわゆるトリガーポイントが確認できました。筋肉の問題なら完全に私の範疇です(笑)

早速、トリガーポイントに圧痛が出ている筋肉を中心に周辺の筋肉と併せてトリガーポイントへの施術を数日間行ったところ当初の歯の痛みは無くなったのですが、どうにも少しばかり歯の付け根や表面に違和感が残っているのと、仰向けで寝ている時や軽く上下の歯を合わせようとする動作でも上下の歯の当たり具合に違和感を感じます。加えて左顎関節のクリック音も未だ残っています。

念の為2週間程度、痛みの無い右側の咀嚼筋も含め継続して左右で咀嚼筋を中心に緩めたり、カイロプラクティックやオステオパシーの手技も試みましたが、僅かに違和感が残ったままだったので、再度噛み合わせの調整はしてもらうべきと判断し歯科医院へ。

噛み合わせの見直し

再び先生の元を訪れ、これまでの状況を説明し(歯科医院の先生は私の職業も知っています)再度噛み合わせを微調整してもらう事に。今度は曖昧に噛み合わせを判断せず、きちんと「ここだ!」としっくり来るレベルまで調整してもらいました。すると銀歯が外れる前の状態に近い感覚を取り戻す事が出来ました。

その後は・・

歯の痛みは勿論、違和感も完全に無くなり良好な状態になっています。
改めて私の経過を整理すると以下の様な流れだったのかな・・と思います。

時間経過により銀歯の詰め物が外れる。

銀歯を再利用してもらった際にいつもほど噛み合わせに拘らず「接着するだけだし、そのうち馴染むだろう」と噛み合わせを曖昧にしてしまう。

噛み合わせに違和感が残った状態が続き、顎周辺の筋肉や関節へ負担が掛かった可能性がある。

咀嚼筋に圧痛が生じ、筋肉由来の関連痛が歯痛として感じられた可能性がある。

歯が痛むので私が虫歯と思い込み歯科医院を受診。

歯科医院を訪問するも「虫歯も歯周病も無し」と診断。

その後も歯の痛みは続くので筋肉の問題でも歯痛が発生する事を知っている私が、これは自分の領域なのでは?と思う様になる。

筋肉の緊張を緩和させて当初の痛みは無くなったものの歯の違和感と顎関節の問題(クリック音)だけが残る。

私が適当に済ませた噛み合わせに疑念を感じ始める(笑)

歯科医院の先生に再度噛み合わせを調整してもらう。

銀歯が外れる前の感覚(噛み合わせ)を取り戻す。

最後まで残っていた左奥歯上下の軽い違和感と左顎関節のクリック音が解消する。

以上の様な流れを辿った次第です。


私の場合、咀嚼筋の中でも咬筋と呼ばれる下顎から頬骨に掛かる筋肉が上端部、下端部共に固くなっていました。

そこで咬筋のトリガーポイント(圧痛点)を指の腹を使って刺激してみると、咬筋への刺激によって、それまで感じていた歯の痛みに近い感覚(神経が刺激される様なズーンとした感覚)が再現されました。


もう一つ圧痛が強かったのが顎二腹筋の後腹です。

顎二腹筋は、口を開く動作や嚥下に関係する筋肉で、耳の後方にある乳様突起にも付着しています。
私の場合、顎二腹筋のトリガーポイントを刺激すると強い圧痛があり、下顎周辺の筋肉にも負担が掛かっていたことがうかがえました。

顎関節や咀嚼筋の不調では、顎の痛みだけでなく、頭痛、耳鳴り、めまいなどを伴う場合もあります。

最後に

如何でしたでしょうか。この様に虫歯や歯周病が確認されなくても、顎周辺の筋肉から生じる関連痛が、歯の痛みとして感じられることがあります。

また、詳細はここでは割愛しますが、不良姿勢や顎周辺の筋肉の緊張に加え、歯科治療後に噛み合わせの感覚が変化したことが、顎周辺の違和感に関係する場合もあります。

いずれにしましても歯に痛みがある場合は、まず歯科医院で虫歯、歯周病、歯根の問題がないか確認してもらうことが大切です。また日常的に噛み合わせに違和感を感じている様でしたら、その事も相談されると良いと思います。

歯科的な原因が明確でない場合や、顎を動かすと痛みが変化する、咀嚼筋を押すと歯に似た痛みを感じるといった場合には、顎周辺の筋肉から生じる関連痛が影響している可能性も考えられます。

当院では歯の診断や治療は行いませんが、咀嚼筋、顎関節周辺、頚部、姿勢など身体面の状態を確認し、筋肉や関節の柔軟性を整えることを目的とした施術を行っています。

既に症状が有る方はもちろん、特に症状が無い方でも頭蓋骨の矯正も含めた咀嚼に関わる筋肉のケアは可能ですので宜しければ横浜関内のリリースセラピーまで、お気軽にお越し下さい。
アメリカカイロプラクティック界の名医、Dr.グラント・レイドより直接カイロプラクティックの技術指導を受けた院長が皆様の施術を担当させて頂きます。

当院について][料金を見る][ネット予約


※症状別ページも作成しましたので宜しければご覧下さい。
顎関節症に伴う健康問題(頭痛・歯痛・咀嚼筋の拘縮)

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
あなたへのおすすめ